レーナーの正しい行動はジャングラーによって決定される
はじめに
LoL忍者さんのこちらの記事
【LoL】Dopaがソロキューの勝率を上げる方法を語った | LoL忍者 (lolninja.net)
見た人はこれが見覚えあるかと思います。この記事です。ユーミはカス
当記事はこのLoL忍者さんの記事の中で、この部分に着目したものになります。
これはどういう事か。
この記事のタイトルである「レーナ―の正しい行動はジャングラーによって決定される」とはどういう事か。
それについて見ていきましょう。
レーナーはジャングラーありきで行動をするべき
レーナーの「この試合はどういうレーンにするか」や、「どういうウェーブコントロールを行うか」といった考えは、
100%の正解を突き詰めていった場合、「敵・味方のジャングラーが何をするか」といった要素も込みで決める必要があります。
(この記事でウェーブコントロールについて解説しているので良かったら見てね)
ウェーブコントロールとは - ペトリサイトバースト (hatenablog.com)
よくありがちな良さげプレーを例に見ていきます。
俺はトップレーナ―!有利なマッチアップが取れたから、ダメージトレードを積極的に行って体力を削ってやるぜ!
2:3くらいでダメージトレードを勝てた!完璧なプレーだ!
これは一見、誰が見ても正しいプレーを行ったように見えます。
これについてジャングラーの動きとの関係性を見るために、例として「味方ジャングラーのみがトップサイドで動く場合」と「敵ジャングラーのみがトップサイドで動く場合」で比較して考えてみます。
・味方ジャングラーのみがトップサイドで動く場合
トレード勝ちした事でウェーブコントロールの主導権を得ました。
引いてガンクを呼んだりソロキルを狙うも良し、押してジャングラーを呼んでタワーダイブするも良し、ロームするも良し、リコールするも良しです。
豊富な選択肢の中から何でも自由に出来ます!!
特に体力を減らす事でジャングラーと一緒にタワーダイブを狙うのが一番恩恵が大きそうですね。
素晴らしいトレードでした!!
・敵ジャングラーのみがトップサイドで動く場合
一見ウェーブコントロールの主導権を得たように見えますが、
自分の体力が削られた事で、ガンクを受けた際に倒される可能性が非常に高くなっています。
ウェーブを引けばタワーダイブorタワーから追い出され、ウェーブを押せばガンクされやすいです。
対面との多少の体力差は関係なく、自分の体力が削られた事によって敵の選択肢が多くなっています。
不必要なトレードだったと言えます。
このように、全く同じトレードをしたにも関わらず、敵・味方のジャングラーの動き方次第でトレードの正誤が逆転しています。
つまりは、敵・味方ジャングラーの動きを考慮せずに自分の正しいプレーを決定する事は出来ないのです。
今回の例で言えば、ジャングラーを呼べそうな環境であれば、多少不利であってもトレードをする事が正解になる場合もあるという事です。
イメージしてみる
あなたのチームはカゴ以外が全く見えないフィールドで玉入れをしています。
全く見えない足元には、赤と白の玉が無作為に沢山転がっています。
白の玉をカゴに入れれば+1点、赤の玉をカゴに入れれば-1点となります。
レーナ―の4人は何も見えませんが、ジャングラーのみが足元を照らせるライトを持っています。
さてどのような戦略を取りましょうか。
ライトを持っているジャングラーが1人でフィールドに散らばっている白の玉だけをカゴに投げても良いでしょう。
勿論、わざわざ1つしかないライトを待つよりかは全員で数投げた方が良いだろ!という考えもあるでしょう。
レーナ―の4人は適当に足元の玉を拾って投げまくったとしても、もしかしたら白の玉ばかり投げれているかもしれません。しかし当然赤の玉ばかりを投げてしまっている可能性もあります。
そこで、これは戦略の一例ですが、レーナ―の4人はそれぞれ足元の玉を集めておき、その後にジャングラーに「こっちに玉が一杯あるよ」と呼べばどうでしょう。
沢山集めた玉の中から的確に白の玉だけを大量にカゴに投げる事が出来るため、非常に効率が良くなりそうです。
これは、サモナーズリフトのレーニングフェイズと非常に似ている環境です。
・レーナ―が予め玉を集めておく = ガンクセットアップ
・ジャングラーがレーナ―の所へ足元を照らしに行く = ガンク
・赤の玉を入れてしまう = ガンクを食らう
みたいな感じです。
なので、レーナ―はジャングラーが来てくれそうなタイミングまでしっかり玉を集めておき、近くに来たら呼び掛ける。
ジャングラーは、玉を集めているレーナ―を見逃さないように適切に足元を照らしに行く必要があります。
玉を集めていないレーナ―の所に行ってもあまり効率は良くないし、
玉を集めているレーナ―を見逃してしまっては得れる利益を損失しています。
ここで注意すべき点は
「レーナ―はジャングラーが居なければ正確に白の玉を投げれない」けれど、
「ジャングラーはレーナ―が居なくても白い玉を投げれる」という事です。
レーナ―は正しい事をするのにジャングラーの考慮が必須ですが、
ジャングラーは質さえ問わなければレーナ―を考慮せずとも何かしらは出来るのです。
ファームや、殺せなかったガンクとかはこれに該当したりしなかったり...
さいごに
ここで、最初に触れた言葉(画像)を見直してみます。
ジャングルが主導で、レーナ―はそれに合わせる必要がある。
とDopaが言っているのはこういう事です。
何も考えずガンク刺さりまくって味方ジャングラーにただ文句を言っている人は、暗闇で何も見えない状態で玉を投げまくっている可能性があります。
レーニングとジャングラーの深い関係性について理解出来れば、
ジャングラーとしての質が上がるのは勿論、レーニングの質も上がります。
ジャングラーとレーナーで連携する関係上、ソロキューよりもプロシーンのようなチームゲームの方がより強くこの色が出ます。
プロシーンもこういう観点から見てると
「あ、どっちのチームもガンクorガンクケアの為にジャングラー呼んでる動きしてる」
とか分かってきます。
普段何となく「〇〇がつええ!」くらいで見てたプロシーンがもっと楽しいものになるはずです!
連携の楽しさ・複雑さ・深さを少しでも理解してより良いリーレジェライフを送りましょう!