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勝つための情報を書く

コントロールワードを置く位置考察1

コントロールワードってどこに置けばいいの?

前の視界についての記事(下記リンク)

を読んだり、

「コントロールワードは絶対買え!」とか言われてるから何となく買ってみたり

買うと何となく上手そうだから買ってみたりしたけど、

「どこに置けば良いか分からん!」

って人向けの記事です。

どこに置けば良いか分からず結局リコールまで持ちっぱなし・・・その結果売るみたいな人ももしかしたらいるかもしれません。(リンクに貼ってある「いぐチャン」がそれ)

 

あくまで考え方の1つに過ぎないので、既に自分の考えがあってワードの位置を決めている人はその考えに従って良いと思います。

 

基本的な考え方

基本的には前の記事で書いてある「質の高いワード」を目指して置いていく事になります。

じゃあどこに置けば質の高いワードになるのかという事ですが、ここでコントロールワードがこなせる役割を考えてみます。

 

①その周辺の視界を取り続けるオブジェクト

②周辺には相手の視界が無い事を保証するオブジェクト

 

大きく分けるとこの2つが挙げられます。

①はコントロールワードの「破壊されるまで永続する」といった性質を生かした役割で、

②はコントロールワードの「視界内のカモフラージュ状態の敵チャンピオン及びステルス状態のワードとトラップを看破し、その間ワードの機能を停止させる。」といった性質を生かした役割になります。

この①と②の「どっちを自分が今狙いたいか」というのが、ワードを置く位置を決める上での基本材料になります。

 

①その周辺の視界を取り続けるオブジェクト

これは、主に前述されている以前の記事で書いてある成果が見込めるタイプの置き方です。

「敵が映る(または映らない)事によって、自分(味方)がアクションを起こすための材料となる」

ものです。一般的にワードを置くメリットと言われて思いつくのがこれだと思います。

 

このワードは更に2つに分類する事が出来ます。

ここからがこの記事での割と重要なポイントになるので頑張ってください。

 

Ⅰ:相手が映りやすい位置に置く事で、高い確率で相手の情報をとりあえず入手出来るワード

Ⅱ:相手が特定のアクションを実行したときにのみ相手が映るワード

 

Ⅰについては、川の小島ブッシュや、相手のジャングル内等の、

「何やるにしてもとりあえず通りがち」な位置に置く事で、相手がここに存在したという情報を拾い、自分のアクションに繋げる事を目的にしています。

例を挙げるなら、「トップサイドの川にジャングラーが映った」から「ドラゴンを取る」といった事が可能になるワードです。

 

しかし、ここで考えておかなければいけないポイントが

「コントロールワードはステルスにならず可視化されている」

という点です。

ステルスにならないため、基本的に「相手が映った段階で破壊され、それ以降の情報は入手出来なく」なります。

何故この特徴を重要視しなければいけないのか、例を挙げて考えてみます。

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アムカス

ボットサイドの青バフの位置に敵ジャングラーが映りました。しかし、当然破壊されます。

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デワードアムカス

これにより自陣が入手出来た情報は

・今、敵ジャングラーがボットサイドの青バフ付近に存在した。

という一点のみです。

ここで苦しいのが、「この後ジャングラーが何をするのかまでは分からない」といった点です。

 

①そのままボットサイドのファームをしてトップサイドに流れていくかもしれない。

②ボットガンクをするかもしれない。

③ミッドガンクをするかもしれない。

④ドラゴンを取りにいくかもしれない。

⑤ボット側のカウンタージャングルをしに来るかもしれない。

⑥見られた事でカウンタージャングルされる事を警戒して、トップサイドに直行するかもしれない。

 

と、軽く挙げただけでも全然これから敵が取る行動を絞ることが出来ません。

勿論様々な情報から推測は出来ますが、あくまで推測によってのみこっちが取る行動を決定する事になるので、ミスが起きる可能性となります。

 

なので、「相手が映りやすい位置に置くコントロールワード」というのは、

「腐る事はほぼ無いが、壊されやすく、高確率で浅い情報を拾う事が出来る」

という事になります。

使い捨てのような形になりがちなので、「高頻度でコントロールワードを買うプレイヤー」にオススメの置き方です。

上記の通り、高確率で情報を入手出来るので、確実にチームの情報を増やし貢献する事が出来ます。

 

ただ、敵が映りやすいという事は、高確率で敵がそこに存在する事になるので、

「置きに行く際にキャッチされるリスクがある」

という点だけは忘れないようにしましょう。

 

Ⅱ:相手が特定のアクションを実行したときにのみ相手が映るワード

については、自陣赤バフ裏自陣トライブッシュ自陣青バフドラゴンピット等の、

「普段はあんまり映らないけど、相手がアクションを起こしたときに通る」位置に置く事で、相手がここに存在したという情報に加え、何をしようとしたといった敵の意図まで入手する事で自分の正確なアクションを可能にする事を目的としています。

 

上記の例を使用するなら、

自陣赤バフ裏 → カウンタージャングルや、ドラ裏を通って行くガンク

自陣トライブッシュ → ガンク

自陣青バフ → カウンタージャングル

ドラゴンピット → ドラゴンを取る

といった、相手が行おうとした具体的なアクションの内容まで入手する事が出来ます。

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映るやつ

 

また、自陣に置くケースが多いため、「自陣青バフに映った」から「囲んでキャッチしにいく」みたいに、こっちが起こすカウンターアクションとして質の高いものを後からでも選択しやすくキル等の大きなリターンを得やすい事が最大の特徴です。

しかし、相手の特定のアクションに対して張る罠のような置き方のため、その行動をしてこない相手に対しては効果がかなり薄いと言えます。

 

例えば、味方ジャングルがシンジャオ、相手ジャングルがアムムのケースを考えます。

アムムはシンジャオと森で会ったら死ぬ可能性が高いため、わざわざシンジャオに会うリスクが高く、会った時に死にやすいカウンタージャングルというアクションをしてくる可能性は自然と低くなります。

その為、カウンタージャングルに対しての罠として作用する自陣青バフへのワードは、滅多に機能しない事が予想されるので、置く位置の選択肢として優先度はとても低くなります。

このように、マッチアップや現在のゲームの進み方等の様々な状況によってワードの効力が変化する事を忘れないようにしましょう。

さっきの試合で大きなリターンを得れたワードが、この試合でも大きなリターンを見込めるとは限りません。

 

「相手が何をしたいか?」「どういった事を相手はしなければいけないのか?」

という事を最初に考え、

「ならここに来る可能性は高いはず」

という思考回路でトラップを張る位置を選択してみましょう。

その思考で置いたワードに相手が映る事が多くなってきたら、相手の行動を読めていたという事になるので、何となく勝った気になれます。自分の成長の指標の一つとしても使えるので意識してみてください。

 

また、前述したⅠの置き方に比べ、

「そもそも相手が高頻度で映る事がないので壊されにくい」

「置きに行く際にキャッチ等されるリスクが少ない」

といった特徴があります。

 

このワードの置き方は「全く情報を貰えず腐る可能性もあるが、長時間残りやすく、狭い範囲で深い情報を拾う事が出来る」事になります。

 

なので、ワードをあまり買わない人はこの置き方を意識してみても良いと思います。

特定のルートでのガンクを警戒する場合や、ミッド・ジャングルの2v2が不利マッチアップの場合に効果が出やすいです。

 

 

ここでワードの質の話と繋がる、一番気を付けてなければいけない点ですが、

「自分の正確なアクションに繋がらない」ワードは、「いくら相手が高確率で映ったとしても効果が薄い(質の低い)ワード」 という事です。

 

 

例を挙げます。

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負け状況でのコントロールワード

 25分とかで、全体的に負けている状況と仮定します。

相手がいつバロンを触るか分からないような状況の中で、何とか相手のリコールタイミングで深い位置にワード置けそう!と喜んでこの位置にワードを置きました。

実際バロンを意識した相手がそこに映りました。・・・が当然消されてしまいました。

 

さて、この情報から自分のチームはどのような動きに繋げようとなるでしょうか。

相手がバロンを触るかベイトをするかは既に予想出来ている事ですし、結局バロンを触っているのか、川で待機しているのか、自陣ジャングルに入ってきているかという

「自分のチームの行動に繋がる情報」何一つ入ってきません。

つまり、相手の情報は入手出来たが、相手の動きに対応した正確なアクションを起こすためには何も役にも立っていない事になります。

 

こういったワードは「質の低い」ワードになるので、ワードの位置を決める際には、

「そのワードに映る情報から自分の行動を変化させられるのか」を意識してみてください。

 

 

②周辺には相手の視界が無い事を保証するオブジェクト

既に忘れてしまったかもしれないコントロールワードの役割②についてですが、長くなってしまったため記事分割します。

気が向いたら書きます。